概要
先日、メンタリストDaiGoさんの『自分を操る超集中力』をまとめた記事をアップしました。この記事では、集中力の源である「ウィルパワー」についてふれている部分のみを絞ってまとめています。
https://kintapi.com/daigo-csc/1215/今回は『自分を操る超集中力』の中の、「集中力を作り出す時間術」をピックアップしてまとめていきます。
そもそも、集中は続かないもの。
「集中力がある人」とはどのような人でしょうか。
人類は、はるか昔から、多方面に注意を払うことで自然界の危険から生き抜いてきました。
そんな本能によって、そもそも人間の集中力は持続しないようになっています。
この「集中力は持続しない」という性質を逆手に取った集中法があります。
作業時間を短く区切り、「もう少しできそう」と言うところで打ち切る
あえて休憩を入れることによって、休憩中も「もう少しやりたい」というモチベーションを保つことが出来るというものです。
心理学では、「ツァイガルニク効果」と呼ばれています。
集中力がある人は、休憩をはさみながら集中状態を繰り返しているのです。
時間を区切るメリット
作業時間を短く区切るメリットは、集中力の活用だけではありません。
人は、「時間が十分にある」と思ってしまうと、タスクに必要以上の時間をかけてしまいます。パーキンソンの法則と呼ばれています。
仕事が終わらない…
今日は残業だ…。20時までに終わると良いな。
と考えると、きっちり20時までかかってしまいませんか?
残業はしない!と決めて腹をくくったほうが、生産性が上がって定時に帰れたりするんですよね。
仕組みとしては
時間を区切ることで、実行可能な選択肢が絞られる
↓
選択をへらすことで目の前の作業に集中できる
その結果、生産性が上がり時間内にタスクを完了することができるというわけです。
時間術
『自分を操る超集中力』で紹介されている5つの時間術から、独自に3つにまとめました。
- 超早起き
- ポモドーロ・テクニック
- アイビー・リー・メソッド
1.超早起き
要は、朝活をしよう!ということです。
脳は、朝起きてから2時間の間が最もクリエイティブな力を発揮するのだそう。
- 睡眠により脳のウィルパワーが回復した状態である
- 誰にも邪魔されない時間が出来る
- 通勤ラッシュに巻き込まれない
「朝活」は一時のブームを越えて、メジャーなものになっています。
周りの環境的にも、身体的に考えても、朝活は理にかなっているというわけです。
集中力が必要なインプットは、午前中に片付けてしまいましょう。
2.ポモドーロ・テクニック
「ポモドーロ」は、イタリア語で「トマト」という意味です。
ポモドーロ・テクニックの考案者が愛用していたキッチンタイマーの形からついた名前だそうです。
「25分間の集中と5分間の休憩」を繰り返すこと
取り組むべきタスクを時間で分割し、5分の休憩をはさみながら処理していく、というものです。
「あともう少しやりたい」というところで休憩に入ることで、集中力を高めます。
集中力は持続しないからこそ、途中で休憩を入れるんでしたね!
心理学では「デッドライン効果」「締め切り効果」と呼ばれ、目の前の作業に集中することで本来持っている力を最大限発揮できます。
このときに重要なのが、25分の間は1つのことに集中するということです。
- 25分の間は1つのことに集中=他のことをやらない
- 休憩中は「判断」をしないこと
- 休憩前後で作業内容をかえない
DaiGoさんは、5分休憩のあいだは瞑想をしているそうです。
3.アイビー・リー・メソッド
経営コンサルタントのアイビー・リーが考案したTo Doリストのメソッドです。
- 紙に「明日やるべきこと」を6つメモする
- 6項目に1~6の優先順位をつける
- 翌日、メモの順番に従って仕事を進める
- 出来なかった項目については、忘れる
- 明日の「やるべきこと」を新しくメモする
- ①~⑤を繰り返す
このアイビー・リー・メソッドで重要なのが、1番に優先順位をつけた項目が終わるまでは2番以降の作業に取り掛からないこと。
もし期限内にすべて終わらなくても、問題ありません。
結果的に1つか2つかしかできなかったとしても気にしてはいけません。
あなたはその日に一番大切だと思っていた仕事を済ませたのですから。
やるべきことを明確にして大事な作業に全力を尽くすことが狙いです。
まとめ
『自分を操る超集中力』から、集中力を作り出す時間術を紹介しました。
1.超早起き
(朝活の有用性)
2.ポモドーロ・テクニック
(25分の作業と5分の休憩を繰り返す)
3.アイビー・リー・メソッド
(優先順位をつけたToDoリスト作成)
どれも根本は同じです。
- 1つのことに集中して取り組む
- 終わるまでは他のことをやらない、考えない
人の集中力は持続しません。その中で集中力を最大限に発揮するために、選択と集中が必要です。
あれもこれも手を付けるのではなく、まずひとつひとつ片付けていきましょう。
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