概要
タイトル | 書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力 |
著者 | いしかわゆき |
発売日 | 2021年8月31日 |
書くのが好きになれば、あなたも「書ける人」になれる!
Amazon「書く習慣-〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜-いしかわ-ゆき」
日記・SNS・note・ブログ、「続かない」と悩むすべての人のための
「努力・才能・技術」より大切な“たのしく書く”ためのコツ
購入のきっかけ
せっかくブログを始めたのだから、書こう。そうは思ったけど、書くのってなんだか難しい。
そんな思いを抱えながら、本屋さんをぶらついていました。
とにかく、ライティングの本とかないかな~と探して出会ったのが「書く習慣」です。
何冊かと迷って、
- 発売したばかりだった
- かっちりしすぎてない文章
- 「はじめに」の【フォロワー7,000人】という現実味にひかれた
こんな理由で購入を決めました!
Twitterってちょっとしたインフルエンサーの一般人でも1万人フォロワーとかが普通にいるので、「7000」という数字が妙にリアルに感じたんです。
言い方はよくないかもしれないけど、少し手を伸ばせば届きそうというか。
この本に書いてあることなら、自分でも出来るかも?!そんな思いで読み始めました。
「書く習慣」のポイント3選
読みやすい本なのでぜひ手に取ってほしいのですが、自分が読んで特に刺さったポイントを紹介します。
①書くことに決まりなんてない。
「ちゃんとした文を書かなきゃ…」
「書き方を調べてから書こう…」
「文法が間違っているかも」
こんなことを考えていたら、完璧主義者の私たちは筆を進めることが出来ません。
起承転結?ネタ?オチ?まずは書こう、という話です。
じゃあ何を書いたらいいのか。
それが、自分日記なのだといいます。
日常生活で「気持ちが動いた」瞬間に、その出来事と気持ちをメモする
自分日記を書くことで、自分の本音を出すことが出来るようになるそうです。
ちなみにこの「本音」は、「書く習慣」に何度も出て来る重要ワードです。
まずは、誰にも見せない自分日記を書く。
これだけでも、「書くこと」に対するハードルは大分低くなった気がします。
なんでもアウトプット出来る考え方
「書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」 第1章より
人は覚えたことのほとんどを忘れてしまうし、どんなに時間をかけて読んだ本も、一時はたしかに心に刺さったはずのメッセージも、頭のなかから抜けていってしまいます。
だから、(中略)「自分はめちゃくちゃアホだ」と思い直してみてほしいんです。
この「自分はアホ」マインドを持てば、アウトプットが出来るそう。
本でも用いられている、エビングハウスの忘却曲線を見ても、アウトプットの重要性をひしひしと感じます。
【エビングハウスの忘却曲線】
人の脳は1度勉強したことを
・1時間後には56%
・1日後には74%
・1カ月後には79%
忘れるという
これを見て、思い返せばこれまでに読んだ本や見てきた漫画、アニメなど、「楽しかった」という記憶しかないことに絶望しました。
当時あんなに感動した朗読劇も、あらすじすらごちゃ混ぜになっていて思い出せない!これってなんだか推しに対してとっても失礼では??!?
私の推している演出家がよく言う、
「見た後に楽しかった!って言ってもらえればそれでいい。あんまり深い意味とか考えなくても楽しめるエンターテインメントを提供したい」
(注:私の記憶による意訳です)
という言葉に甘えていたかもしれない。と反省しました。
摂取したエンタメたちは、ぜひアウトプットしていこうと心に誓ったのでした。
そして誓うだけではだめなのだというのが次のポイントです。
②「やる宣言」は強い
ちょうど、自身の経験と重なって刺さりました。
1章では書くことに慣れるコツに触れ、2章では書くことを習慣付けるためのメソッドが詰まっています。
そこで出てくるのが「毎日やる宣言」。
自分の中だけで思っている「〇〇しよう」はすぐに破られます。
そのくせ罪悪感だけはちゃんと残っていくという厄介者。。。
しかし、「誰かに宣言する」だけで自然と責任感が生まれ、続けられるのだといいます。
いわゆる有言実行ですね。
分かっちゃいるけどなかなか出来ないという人もいるのではないでしょうか。
- 言って出来なかったらカッコ悪い…
- 言わずにやるのがシブい!
自分も言わずにやろうとするタイプなんです。
ただ、先日「フィットボクシング強化月間」と銘打って、
フィットボクシングという運動のゲームを1ヶ月毎日プレイするというのを家族に宣言したんです。
そしたら、ほぼ毎日続けられたんですよね。
https://kintapi.com/fitbox-1month/168/ブログじゃないんかい!
とは思わないでくださいね。強化月間の終わりに出会った本だったので、「やる宣言」のページを読んだときに刺さったよ、っていう話です。
本では、他にも
- 「5分だけやろう」
- スキマ時間の活用方法
など、「書くこと」以外にも通じる時間術を含めた「書くのを習慣にするコツ」が12コのっています。
特に最後の1つを「まずはじめてみる」で締めているのは、人がいかに1歩を踏み出さないかを物語っている気がします。
③みんな、他人が気になる
自分で何かを表現しようとするとき、
「自分のことなんて誰も興味ない」
と思ってしまいます。でも、そうでいて 他人のことは気になる。
- 商品を買うときに口コミを見る
- イベントの感想を検索する
これらは、誰かの実体験なんです。
「実体験」について、著者は以下のように書いています。
自分が体験したことは、自分だけのもの。全く同じ体験をしている人はいないからこそ、価値のあるものとして捉えてもらえたのです。
「書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力」 第5章より
(中略)
経験したのかどうかよくわからないことをいい感じに書くよりかは、カッコ悪くてもいいから実際にあった事実をありのままに書く。
誰もがあなたの「実体験」を、読みたいのです。
自分の言葉=本音で紡がれた実体験にこそ、価値があるという事ですね。
自分では「大したことない」と思うことでも、他の人からすれば気になる話だったりするもの。自分が経験したことであれば、あまり考えずに書けるという側面もあります。
それに「自分だけの体験」、つまりオリジナルコンテンツは検索エンジン的にも愛されていますね。
「自分語り」、割といいことしかないかも!
読了後の感想
「書く習慣」の中で、作者のいしかわゆきさんは「この本も半分はスマホで書きました。」と綴っています。本ってスマホでかけるもんなの?!とかなり驚きました。
・文章書きやすいように、出来るだけ軽いPCを買おうかなぁ…
・iPadのカバーがキーボードになってるやつがあるらしい。
とか考えていた自分にビンタしたい。
PCがどうとかじゃない、今の気持ちを即書けってことですね。
日常で気持ちが動いた瞬間を即時に記録していくことで、自分の振り返りにもなるし、アウトプットもできる
それが過去の自分だけでなく、未来の誰かを助けることにもつながっているとしたらなんだかとっても素晴らしいですよね。
自分の言葉で伝える
本の中で、文章の作法抜きで伝わった例として「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログを例に挙げています。
強い言葉を使っているってのはありますが、強烈に印象に残ってます。
文法どうこうじゃなくて、個人的な気持ちが乗っかっている。
それがみんなに伝わった。(から結果ニュースにもなった。)
実体験からの心の動きだし、出来事も入っているし、それを受けて自分がどう思ったかも入っている。
すげぇ…(心の声)
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「書く習慣」まとめ
「書く習慣」を個人的にぎゅっとまとめるとこんな感じです。
- 気持ちが動いたら、書く
- 本音を言葉にする
- 書くことで、自分が見えてくる
刺さったポイントでは触れていない箇所もありますが・・・。
アウトプットは振り返った時に
自分が「何に感動したのか」が見えてくるという部分もなるほどなと思いました。
転職活動をする流れで自己理解や価値観の深掘りなんかをしていたりもしたので、納得しました。
自己理解も、過去の出来事からなぜ?と深掘りしていくもの。
あれ?じゃあ毎日「自分日記」書けていたらもう自己理解が出来てるようなもんだね??!!
自分は何がしたいんだろう?
なんかいつもモヤモヤを抱えている…
自己理解の本を読んだけど手が付けられなかった
そんな人にぜひ読んでもらえたら、1歩を踏み出せるかも?
私も今日から推しへの愛を内に秘めずにアウトプットしていきます。
それではまた!!
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